蓄膿症でいびきをかく人の割合は、半数以上にも達するといわれています。
逆に、大いびきの人の蓄膿症の割合は1割と少なく、大いびきは、全身疾患や喉の形態の方に問題があることが多いようです。
蓄膿症は、鼻の奥にある副鼻腔が化膿して、膿(うみ)が溜まる病気です。
この膿が呼吸の通路をはばむため、いびきが出やすくなると考えられています。
また、膿が副鼻腔の粘膜を刺激すると、粘膜が増殖します。
これが鼻茸(はなたけ、要は鼻のポリープ)となります。
そして鼻茸が見え始めると、蓄膿症も慢性化している状態といえます。
鼻茸は余分な粘膜が増殖している状態ですので、鼻の中の空気の通り道が狭くなります。
そのため、口を開けて寝るようになるため、いびきをかきやすくなるわけです。