肥満の人は、非常にいびきをかきやすくなります。
そこで、まずは、いびきを改善させるために肥満対策が重要になります。
極度の肥満の場合、糖質や脂質を可能な限り制限し、摂取カロリーを1日300~800キロカロリーに抑えるという「超低カロリー療法」があります。
超低カロリー療法は、大変過激ともいうべき方法ですが、高タンパクな食事を摂ることと、3か月以内の短期間で行うこと、体重が理想体重より40%以上オーバーしているという条件を満たす人であれば、選択が可能です。
なお、超低カロリー療法は、医師の指導のもとで行うことが必須となります。
超低カロリー療法は、短期間でかなり確実に減量できますが、その体重を維持することが大変難しいというのが欠点です。
ある調査によると、1年で3分の2の人が再び元の体重に戻ってしまったといい、体重を維持できたのはわずか3%だったといいます。
長期的観点で、医師などの指導のもと、いびき改善のために肥満対策を実践していく必要がありそうです。