乳幼児の突然死が注目されたのは、1970年代です。
当時は、「乳幼児突然死症候群」として知られるようになりました。
乳幼児突然死症候群の原因として、当時は、アレルギーによる説、不整脈による説など様々な説が唱えられていましたが、現在ではもっぱら睡眠時無呼吸症候群説が通説となっています。
乳幼児期は誰でも咽頭が狭く、舌も大きいため、咽頭がふさがりやすく、睡眠時無呼吸症候群に陥りやすいといわれています。
大人の場合の突然死についても、その多くは、睡眠時無呼吸症候群が原因と考えられています。
睡眠時無呼吸症候群による無呼吸睡眠の割合が1時間に20回以上に達する成人の場合、診断後9年間の死亡率は、何と約40%にも達するとする研究報告があります。
大いびきをいつもかいている人は、長生きできないばかりか、明日にでも突然死に襲われる可能性が非常に高いのです。