睡眠時無呼吸症候群の人は短命


睡眠時無呼吸症候群の人は短命

睡眠時無呼吸症候群は、多くの合併症を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群の人は、それだけに、確実に命を縮めているといえます。

アメリカでは、睡眠時無呼吸症候群の患者は、睡眠時無呼吸症候群でない人に比べて生命予後が短いという研究報告があります。

特に1時間あたりの無呼吸回数が20回を超える重症の睡眠時無呼吸症候群の場合、調査を行った8年間後の生存率が63%ほどだったと報告されています。

また、様々な疾患に睡眠時無呼吸症候群が併発すると、死亡率が極端に高くなるというデータもあります。

日本においても、睡眠時無呼吸症候群の予後についての調査報告があります。

それによると、睡眠時無呼吸症候群と診断された患者150人について10年間にわたり予後調査を実施したところ、生存率は80%だったといいます。

死因としては、脳・心臓血管系疾患が最も多く、全体の60%を占めています。

睡眠時無呼吸症候群の死亡率に、脳・心臓血管系疾患の合併が大きく影響しているとされる所以です。

したがって、睡眠時無呼吸症候群の治療はもちろんのこと、合併症についても適切な治療が非常に重要であることがわかります。

睡眠時無呼吸症候群は、大変危険な病気です。

睡眠時無呼吸症候群の早期発見・早期治療が、あなたの命を救います。


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